ダイコン 袋栽培

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ダイコン 袋栽培

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タフガーデンバッグで育成中

 

 

ダイコンは袋を使って栽培することができます。

ダイコンはまっすぐ深く地面に伸びて行くので、
袋栽培に向いている野菜です。

 

袋栽培は狭いスペースで育てられ、
準備も後片づけも簡単です。

 

ダイコンの袋栽培について、わかりやすくご紹介していきます。

 

 

[ダイコン 袋栽培]

 

 

■ダイコン 袋栽培

 

・お勧めの品種
袋栽培におすすめの品種は、
三太郎」「マコトちゃん」「ホワイトスティック」などです。

とくに、三太郎は株間の採り方によって、
収穫時のサイズを変えることができるので便利です。

 

株間を大きくとり、90日ほどの期間をかけて栽培すると、
2kgほどの大きな大根に育ちます。
例えば、1袋に1本の三太郎を見事な大株に育てることができます。

 

逆に、株間を狭くし、60日ほどで収穫すると、
800g~1㎏の小さなダイコンになります。

 

大きくても、小さくても、良質のダイコンが収穫できます。
三太郎はどのサイズに育てても味がよく、ス入りも遅いのが特徴です。

 

 

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寒冷紗、針金、支柱などで補強すると安心です

 

 

・袋の準備
袋栽培には、米袋や堆肥袋のような丈夫な袋を用意します。
ガーデンバッグという強い繊維で作られた袋も便利です。

 

薄い袋は2枚重ねにして使いますが、
レジ袋など日光に当たると劣化するものは向いていません。

 

袋は、底の両端を切り落とし、他にも底に数か所の穴をあけます。
そのままでは穴から土が落ちてくるので、
寒冷紗を上からかけて穴を塞ぐと良いでしょう。

 

・用土の準備
用土は、袋の素材によって工夫が必要です。
麻袋は布自体に通気性がありますが、
肥料袋のように全く通気性のない袋は排水のよい土にします。

 

土は、赤玉土小粒と腐葉土を7:3に配合します。
底に苦土石灰を10リットルあたり10g、化成肥料を20g入れてよく混ぜます。

培養土を使用するのも便利です。

 

ダイコンは柔らかい土の方がまっすぐきれいに育ちます。
ひと手間かけ、土をふるいにかけると上質のダイコンに仕上がります。

 

袋の底には、腐葉土を5㎝程敷いておきます。
腐葉土を敷くことで空気の層ができ、発根がよくなります。

 

 

見えますか? 3か所に5粒くらいまいています

 

 

・種まき
ダイコンの種は、8月下旬から9月下旬、3月中旬~6月中旬に播きます。

詳しくは種袋の記載を参考にしてください。

 

標準的な大きさのダイコンを栽培するときは、
1袋に3か所種まきをします。

 

植穴を指で1㎝程掘り、1か所あたり4~5粒の種を播きます。
種を播いた後は土をかぶせます。

 

発芽までは不織布をかぶせ、水やりで種が流れるのを防ぎます。
種まき後は水やりを欠かさないようにします。

 

・間引き・追肥・土寄せ
発芽したら不織物を取り除きます。

 

 

本葉が1~2枚に揃ったら1回目の間引きをします。
生育の良いものを残して1か所あたり3株にします。

 

 

本葉が2~3枚になったら2回目の間引きをします。
1か所あたり2~3株になるように、生長の悪い株を抜きます。

 

 

間引き後は10リットルあたり10gの化成肥料を株間に施し、土をかぶせます。
この時、株がぐらつかないように根元に土を寄せます。

 

本葉が5~6枚になったら、3回目の間引きを行って1か所1株に揃えます。
3回目の間引きの後も、10リットルあたり10gの化成肥料を施します。

 

肥料の上と、株元に土を寄せておきます。
土寄せの時は、葉の上に土が入らないように注意します。

 

・水やり
袋栽培は土の容量が少ない分水やりの頻度はプランターよりも多く必要です。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。

 

 

株間をとればさらに大きくなります

 

 

・収穫
種類にもよりますが、種まき後60日ほどで収穫期を迎えます。
葉が横に広がってきたら収穫時期です。

 

食べる分だけ抜いて使っても構いません。
しかし収穫期を迎えてからあまり長い間収穫せずにおくと、
スガ入るので注意が必要です。

 

 

■病害虫

ダイコンはアオムシやコナガ、ヨトウムシ、
アブラムシが発生しやすいです。

 

家庭菜園ではできるだけ殺虫剤を使いたくないものです。
被害に合わないように、虫の飛来を避けるようにしましょう。

 

太い針金をU字に曲げて逆向きに土に挿し、上から不織物をかけます。
不織物の裾は洗濯ばさみで袋のふちに留めておきます。

 

冬になり気温が低くなると、
虫の被害の心配が無くなりますので不織布をとります。

 

被害にあった時は、早めに捕殺します。
どうしても広がってしまった時には薬剤を散布します。

 

アオムシ、ヨトウムシ、コナガにはトアロー水和剤CTやBTが効果的です。
アブラムシにはオレート液剤が有効です。

 

■ダイコン 袋栽培のコツ
1.袋栽培に使用する袋は丈夫なものを準備します。
2.袋の底は角を切り落とし、穴をあけますが、土が流出しないよう不織物をかぶせます。
3.袋の底に腐葉土を敷くと通気性がよくなり発根がよくなります。

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培



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ダイコン栽培 育て方

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